vol.10「みんながみんなおじぎをしてから始めるわけではないことに今日気づく」
もうちょっとサンマルクの話。
女の人が持ってくる楽譜、あきらかに多いの。
そんなに抱えて全部弾けないでしょ。てくらいたくさん。
曲と曲の間にその本やら楽譜やらをパラパラめくる。
その時々の気分で弾く曲変えてるのかなぁ。
無造作な感じがすごくいい。
たった1枚の楽譜、その時はパラパラ過ぎてった楽譜1枚1枚にもしっかり時間がかかってるわけですよ。
でもそんな楽譜をいとも容易くひょいと通り越せるくらい、無造作。
これはもう他でもない”努力”の固まりですよ。
え?
あぁ、全部想像だから。
ちがったらごめんなさい。
今日もひとりで楽しんでたら、
なんかすごく気になる曲があった。
どのくらい気になる曲だったかっていうと、
わざわざ楽譜を覗き込みたくなるくらい。
そんな曲今までなかった。
「愛しのクリスティーヌ」て書いてあった。
なに、そんな有名な曲も知らないの
なんて言わないでね。
今、調べてみた。
リチャードクレイダーマン(*)だって。
名前なら聞いた事あるぞ。
名前しか聞いた事ないぞ。
お、YouTubeに動画がある。
あ、これだぁ。
iTunesでダウンロードもしちゃった。
有名な曲かもしれないけれど、
おれにとってのきっかけは
サンマルクでピアノを弾いてた人なんだ。
名のない人でもこんなに感動させることもある。
おれもがんばろう。
改めて感じた。